また別の友人。
右の背の大きいイケメンはロサンゼルス近郊で詠春拳を教えているクリスです。彼も華僑です。日本に住んでいたことがあり日本語もできます。日本に来ると必ず寄ってくれて、研究したものを教えてくれます。天才肌で、会うたびに変化しています。
彼は複数の系統の詠春拳を学んでいます。葉問の詠春だけでなく霍保全※の詠春拳も学んだりもしており、個人的にはこれがすごく面白いです。普段は地元で少数に指導をしており、コロナ前の来日時には東京で詠春拳のセミナーも行っています。
彼は貼身の技術を強調しています。説明は難解そうに聞こえますが、言っていることはとてもメカニカルです。
詠春拳をやっている人が知識としてはなんとなく知っているが”技術的な死角”のようになっている部分を現実の技術として掘り下げ、具現化していると思います。天才肌で、詠春拳もアッという間に上達したようです。実は彼の最初の先生は私の古い友人です。
※霍保全 ー 阮奇山の二人の先生のうちの一人。
北米にはこういう詠春拳の伝承系図に出てくる人物の子孫や弟子の後裔が移り住んでいて、今も細々と練習、伝承を続けているケースがあります。
コメント